膵臓がん 尿検査で早期発見 北大など新手法 自宅採取 郵送するだけ

2024年11月20日 18:02(11月20日 23:19更新)

 慶応大学や北海道大学、北斗病院(帯広)などは、発見が困難な膵臓(すいぞう)がんを尿検査で早期段階に見つけられる手法を開発したと発表した。ノーベル生理学・医学賞を受賞した米国研究者が発見した生体分子「マイクロRNA」を応用研究。自宅で採取した尿を専門機関に郵送するだけで検査できる利点もあり、注目を集めそうだ。

 膵臓がんは症状が出にくいため、発見が難しく、見つかったときには手術で取り除くことのできない状態まで進行しているケースが多い。

 マイクロRNAは、遺伝子制御で重要な役割を果たす生体分子。研究グループは、早期を含む膵臓がん患者153人と罹患(りかん)していない309人の尿サンプルからマイクロRNAを抽出し、人工知能(AI)を用いて解析することで、従来の血液検査よりも高精度に早期の膵臓がんを検出できることが明らかになった。

 北斗病院では長年、北大の協力のもと、膵臓がん患者の治療に取り組んでおり、尿サンプルの提供などに協力した。すでに自宅で尿を採取する検査キットも製品化されており、尿の発送から2週間程度で検査結果が出るという。

 北斗病院でも勤務する、慶応大医学部がんゲノム医療センターの加藤容崇(やすたか)特任助教は「近くに医療機関がない地域や、農作業の繁忙期で検診を受けられないケースなどでも、進行の早い膵臓がんを早期に見つけられる。道民向けの技術革新だ」と話す。

 厚生労働省によると、2020年に新たに膵臓がんと診断された患者は全国で4万4448人で、うち道内は2462人。22年の全国の部位別の死亡数では肺、大腸、胃に次いで膵臓がんが4番目に多かった。


北海道新聞よりシェアしました https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1090568/




Craif 株式会社 (自宅で尿を採取する検査キットも製品化されているようです)

広報担当:松本

〒113-0034 東京都文京区湯島 2-25-7 ITP 本郷オフィス 5F

E-mail:press_craif@craif.com 



北斗病院検診センターでも検査が受けられます。帯広に近い方には良いですね。

検査キット販売の取り扱いはありません。

予約制でご来院が必要になります。

  ①予約をとる(電話、メール可)

  ②来院受診(医師からの検査説明、問診、採尿)

  ③結果送付(1ヶ月程度で自宅へ送付)

<マイシグナル>

■料金・検査項目

   男性:77,000円(税込)/大腸、肺、胃、すい臓、食道

   女性:82,500円(税込)/大腸、肺、胃、すい臓、食道、乳房

■実施日:火曜日・水曜日

■時間:14:30

■予約対応時間:月~金曜日(平日) 9:00~17:00

しのろ駅前医院

篠路駅西口にある内科のクリニックです。地域のかかりつけ医として高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、痛風、気管支喘息などを中心に胃カメラや大腸カメラも対応しています。健診、予防接種や訪問診療もご相談ください。