健康保険証、2日から発行停止 「マイナ」受診が基本に

2024年12月1日 16:45(12月1日 18:26更新)

 医療機関で受診する際に提示する健康保険証は2日から、新規発行停止。今後はマイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」の利用が基本になる。ただ既存の保険証も最長1年は利用可能。使えなくなっても、マイナ保険証を持っていない人全員に「資格確認書」が新たに交付され、これまで通り医療を受けられる。

 マイナ保険証を使う際は、医療機関の窓口にあるカードリーダーにマイナカードをかざし、顔認証か4桁の暗証番号で本人確認する。カードを取得し、マイナ保険証としての利用登録をする必要がある。

 既存の保険証は、券面に記された有効期限内なら来年12月1日まで使用できる。期限が示されていない場合も同様。ただし転職や引っ越しなどで加入する医療保険が変わると使えなくなる。

 期限切れまでにマイナ保険証の利用登録をしていない人や、そもそもマイナカードを持っていない人には、全員に保険証の代わりとなる原則カード型の資格確認書が届く。基本的に申請は不要で最長5年間使え、更新もできる。

 「資格情報のお知らせ」という書面が、加入する健康保険組合や自治体から送られる人もいる。機器トラブルでマイナ保険証を読み取れないといった時に提示する。単独では使えない。

 「お知らせ」は、スマートフォンなどでマイナカード取得者向けサイト「マイナポータル」の画面を提示することで代用できる。再診で医療機関が必要情報を把握済みなら、書面やスマホなしで、スタッフによる口頭確認も認められている。

 マイナ保険証 健康保険証の機能を搭載したマイナンバーカード。カード取得者向けサイト「マイナポータル」や、病院や薬局に設置されているカードリーダーなどで利用登録する。厚生労働省によると、10月末時点でマイナカード保有者の82%の7747万人が登録。患者の同意を得ることを条件に医師が薬の処方歴などを閲覧できることなどから、政府は適切な治療につながる利点があると説明している。


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しのろ駅前医院

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