コロナワクチン接種希望アンケート

米ファイザー社のmRNAワクチン「コミナティ 筋注」が2月14日に日本における製造販売承認を取得しました。


当院では、かかりつけの患者さんに 1月20日 から 2月20日まで約1か月間、ワクチン接種希望アンケートを約 500名の方にご協力いただきました。


参考までに、1月21日の北海道新聞によりますと1月13日から1月17日、道内10代から70代の700人(回答率 82.4 %)から回答を得たところ、積極派と消極派がそれぞれ1割台で約7割は保留となっていました。


当院かかりつけの患者さんは 65 歳以上の高齢者が多く、「接種したい」という積極派が7割と多めで、保留は2割、消極派は1割といった結果でした。


「まだ考えていない」「まだ家族と相談していない」「副反応などを見極めた上で接種するか考えたい」と保留にされていた方々も次回の受診時には、「接種したい」と答えられたり、家に帰られてからご家族と相談し、やっぱり「接種したい」とわざわざお電話をいただいたりし、アンケートをやった甲斐がありました。


これも大事な「人生会議」の一つになりますよね。

札幌市の秋元市長は、2月18日の記者会見で4月以降に始まる市内の 65 歳以上の高齢者に対する接種は「かかりつけ医での接種を基本」とする方針を示されました。まだ「週1回程度、小分けに配送できる仕組み」については検討段階と思います。当院のような小さなクリニックも協力できるように準備を進めたいと考えているところです。例えば、整理券を配ったりして、余りが出ないような工夫が必要になります。


河野太郎大臣は2月21日、テレビ番組で新型コロナウイルスのワクチン接種当日に急きょ余りが出た場合を想定し、キャンセル待ちの仕組みを検討する考えを示されたそうです。「ワクチンを無駄にしないことを考えれば当然必要だ」と述べ、接種の主体となる自治体に具体策を詰めるよう要請する考えのようです。


北海道新聞の記事によりますと1月末、米ロサンゼルスでは余ったワクチンを待って行列が出来ていたそうです。

5月になれば、北海道も少し暖かくなり行列も作りやすくなるかもしれませんが、札幌市とはどのような協議になりますでしょうか。

しのろ駅前医院

篠路駅西口にある内科のクリニックです。地域のかかりつけ医として高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、痛風、気管支喘息などを中心に胃カメラや大腸カメラも対応しています。健診、予防接種や訪問診療もご相談ください。