ダニ媒介性脳炎 札幌の50代男性が入院 国内6例目、全て北海道内

2024年6月26日 17:19(6月26日 20:48更新)

 札幌市保健所は26日、札幌市内の50代男性がウイルスを持ったダニにかまれ、「ダニ媒介性脳炎」を発症したと発表した。男性は現在も市内の医療機関に入院中。市保健所によると、同脳炎の発症は国内6例目。いずれも道内で発生している。

 市保健所によると男性は5月中旬、道央の山へ山菜採りに入り、ダニに足をかまれた。5月23日に発熱や手足のしびれを発症。5月下旬から市内の医療機関に入院し、ダニ媒介性脳炎の疑いがあることから、道立衛生研究所が血液検査などを実施。今月24日に陽性と判明した。男性はまひや意識障害、けいれんといった症状があるという。

 ダニ媒介性脳炎は1993年以降、今回も含めて道内で6人が発症し、2人が死亡した。市保健所は「感染予防には、かまれないことが最も重要。山へ行く時は長袖、長ズボンで肌の露出を減らして」と呼び掛けている。


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しのろ駅前医院

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